最近、このネタばっかですが。。。
さて、ライブドアvsニッポン放送の一連は
とうとう法廷争訟に(予定通り)発展し、マスコミ的には旨みがなくなって
世間的には若干小康傾向に移行しつつありますが
一段落がつくであろう(遅くとも)夏までは見て行きたい所存wなり^^!
さてさて、つねづね感じていたことなのだが、言葉の用法がおかしい。
<ニッポン放送>ライブドアの経営参画反対、社員が声明というニュースが
yahoo!に載っていたのだが、今日はこのニュースをTVでも各局やっていた。
法廷闘争に発展し、法律問題にその主題が移行しつつある中で
こういう誤解を招く言葉の用法はどうなのかな~と思う。
それというのも
社員という語の用法だ。
1つ問いかけたいのですが、
社員と
従業員の違いって分かりますか?
yahoo辞書によると
【社員】
1 会社の一員として勤務している人。
2 社団法人の構成員。株式会社では株主とよばれる。
【従業員】
雇われて、ある業務に従事している人。
というふうになっている。
通常、法律を用いる場合、社員とは後者の(2の)意味を指す。
そのため、時に日枝会長が言う「フジテレビの社員はみんな反対してるんじゃないですか」
という言葉にはフジテレビの株主を指す意図があるのか、従業員なのか私的に迷った。
まぁ、「支配」を変な意味で捉えるような人だから、従業員だと思ったけど。
それにしても、今日の民放のあるニュースはヒドイことを伝えていた。
いや、↑のY!のニュース記事でもそうなのだが
従業員が集まって協議することを
社員総会と言い放っている。
たしかにニッポン放送の社員(もとい従業員)が集って総会を開いたのだが
それを
社員総会とは
言わない!!もう一度yahoo辞書で調べてみた
【社員総会】
社団法人の最高議決機関。社員全員によって構成される。
株式会社では特に株主総会とよばれる。
ニッポン放送は社団法人ですが、ここでの社員は残念ながら1の意味での社員です。
※参照
[法律用語] 社員 - 法、納得!どっとこむだからこそ、株式会社では株主総会と呼ばれると次に書いてあるんですよね。
もし別物なら1と2に分けて説明するはずですから。
だから、Y!ニュースの
「2日に同放送では初の緊急社員総会が開かれ、役員を除く全社員238人中217人が参加し、全会一致で声明を採択したという。」という記述はオカシイわけだ。なんせ株主を何人とは数えないんだから。
そこには法人所有の株式だってあるわけだし、そもそも公開株の全保有者が238人なわけがない。
さらに、人数はそれに関係なく、議決権の持分が比率として重視されるのだから
全員だろうと何だろうと、ライブドアを省いた採択に意味は無い。
と、少し脱線してしまったが
上述の指摘は社員が株主であったときの話で
社員が従業員であったときはその限りではない。
んで、結局何が言いたいかというと・・・笑(脱線しすぎた)
社員総会は社員による総会だけど、そのときの社員は株式会社なら株主を指し、決して従業員のことを社員というわけではない。だから従業員の総会を社員総会というのは間違っているし、誤解を招く。堀江氏はハブかれたものだと最初勘違いしてしまったし。
もちろん、一般的な認識では社員=従業員であろう。
私も最初に聞いたときは社員=従業員という意識があったし。
そこは、まぁ、仕方が無い。一般人が使用するには差し障り無い。
ただ、報道として、経営者として間違うのはどうなの??
それから、社員総会が従業員による総会だというのは一般人の認識をもってしてもオカシイ。
そもそも一般的に社員総会という言葉は認知されにくい"専門用語"的意味合いが強いにもかかわらず
その"専門用語"を間違った用法で用いるなんていかがなことか!!!
と、言いたかったわけです。